読み散らかしたら片付ける。

Kindle Unlimitedの本棚

『生きるために必要だから、イケメンに会いに行った。 』竹内佐千子(ぶんか社)

竹内佐千子出世作は文句なしに『2DK』だと思うが、
わたしがとにかく好きなのがこのイケメンシリーズ。
イケメンシリーズといっていいのか、、
とにかくサチコと担当M田がイケメンを摂取するエッセイ(?)。
乱暴にも、この記事ではいきなり3作目の感想を書こうとしている。

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サチコが冒頭でこう描いてるし、まあええかなって。
だいたい1作目あたりはどこかで優秀なひとがレビューでもしてくれてるはず。

ということで、はい。

表紙のフェアリーふたりがかわゆい〜寸胴なのがGOOD👍
おぼろげな記憶だけど1、2作目は結構アクティブに職業イケメンに会いに行っていた気がする。

3作目ともなると

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趣旨のズレをかわいいトーンでごまかすな。

ということで本作ではサチコとM田がスポーツに勤しんだり、
バレエを嗜んでみたり、マンモグラフィを受けたり
「やってみた」系のエッセイ漫画としての味が強い。
「ほんわら」を読むたびに思うが、M田は体力がおかしいんじゃないか?
ちゃんと休み取れてるのか…?

しかしまあ優秀なM田とサチコなので、

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安心してください、卓球教室にイケメンコーチ、います!

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職業イケメンも、たくさんいます!

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あとはだいたいふたりが踊るなどしています。
守りたい、この奇跡的な体型。

どっこい、もちろん本作でもふたりのガチっぷりは
余すところなく描かれているので従来のファン?読者も大納得するはず。

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わかる……
推しって眩しくて直視できないことがあるのよな……。
とかく、オタクは顔覆って尊みを感じがち。
ここに名前が挙がっているイケメンは佐藤健くらいしかちゃんと分からないが……。

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ちょっとこの辺になると、顔も名前もわからない子しかいないですけど。
ていうかイケメン、ぜんぜんわからないんですけれども。

ここまで書いておいて俺はまったく日本のイケメンを知らない。
だのにこのシリーズをずっと読んでいるというのは、

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この笑顔に会うためなんだ。

いないと思うけどこれを読んで気になったひとは前の2作も読んではいかがでしょう。

 

オタク女子はこちらも読むといいですよ。
ジャンルは違えどイケメンを追うふたりのオタクが百合(誇大広告)しています。

 

『おいしい落語』桐丸ゆい(ぶんか社)

ありとあらゆるご飯漫画が続々と刊行されている昨今、
連載モノでない、1冊完結型の作品も多く出ている。
(とはいえあんまり興味がないので読んでおらず具体的には挙げられない)

で、今回はKindle Unlimitedで見つけたこの一冊。

おいしい落語 (ぶんか社コミックス)

おいしい落語 (ぶんか社コミックス)

 

ご飯×落語、これは他になかったんじゃないか?

なるほど食べ物が出てくる噺は枚挙に遑がない。
有名どころでは「饅頭こわい」「時そば」「貧乏花見」、
「千両みかん」「蛇含草」「ちりとてちん」「池田の猪買い」、、
だんだんグルメから離れたラインナップになってきたのでさておき。

チビのころから桂米朝を子守唄代わりに寝ていたせいか
詳しくはないが、とにかく落語が好き。
というか米朝しか聴かないといってもいい。
生きてるうちに一度だけ「鹿政談」を聴いたなあ。

落語のてにをはに明るくない人間だが、
米朝はおいしそうに話すのがとても印象的である。
うどんを啜る、お酒を飲む、煙草を喫む、
どれも上品で(キャラクターによるけど)真似したこともあったり。
結局、「寿限無」と「愛宕山」くらいしか覚えられなかったなあ…。

めちゃくちゃ話が脱線してしまったので戻ります。
▽『おいしい落語』の目次をご紹介。

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あっ
これほとんど江戸落語しか載ってねえ!!!!!
確かに上方⇆江戸と輸入された噺も少なくはない、が、
この本に載ってるのは全部江戸落語じゃねえか! てやんでい! べらんめい!

いや、落語がすきな人間というのは江戸も上方も分け隔てなく聴くのがふつうで
上方しか聴かないわたくしが異端(笑)なだけかもしれない。

しかしこの本は噺を丁寧に漫画にしてくれているのでとても読みやすい。
乱暴にいうと、落語をそのまんま絵にしただけで技術はないような。
が、別に落語そのものがキモなのではなく、これの主題は「落語ご飯」なのだ!
「落語ご飯」ってなんか座りが悪い言葉なので
他によろしい感じの言葉があればお便りください宛先はどこでもいいです。

▽ 目黒のさんま

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▽ 猫の災難
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わあ、別にこれといっておいしそうなイラストではない。
さんま、焼けてなくないですか?
鯛のアラはちょっと笑顔なのが腹たつ感じ。

▽ 青菜

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鳥刺しに見えるなあ。
鳥刺し食べたくなってきちゃった。

このひと、食べ物描くのそんなに巧くはない。
でも女の子はすごくかわいい。

▽ 王子の狐

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ちゃんと狐の雰囲気もあるし、可愛いわ〜。
食べ物はともかく、作者が江戸時代の雰囲気がすきなのはよく伝わった。

結論としては、わたしには合わなかったという感じ。
江戸落語がすきで、この絵柄が気に入ったひとなら嬉しい一冊でせう。

漫画に良い悪いはない、
ただ、その人に合うかどうかなのである……。

『デブス女の寝取りテク』堂本真央(ぶんか社)

自分でブログタイトル書いてびっくりしてしまった。

レディコミといえばぶんか社
ぶんか社といえばレディコミでお馴染み。
『ストーリーな女たち』という雑誌があることはみんな知ってると思うんだが
まあ中身は家庭板や鬼女板や修羅場スレなんかでみるような出来事を
お決まりの作家がコミカライズした読みきりを掲載している雑誌。
同じぶんか社の『まんがグリム童話』とほぼ同じ。
インターネットのみんながだいすきな醜女の女郎(これはタイトルではない)が掲載されてたこともあった気がする。

ということで

デブス女の寝取りテク (ストーリーな女たち)

デブス女の寝取りテク (ストーリーな女たち)

 

はい。
表紙とタイトルが強すぎる。
だいたい170ページで、6つの作品が収録されているお得用品。
170÷6で1話がだいたい30くらいですか? 小卒なので算数が苦手です。

これらは基本的に読者の投稿というテイをとっているので
主人公の一人称で話が進みます。

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ハッピーな「転身しました♡」からの「ともかく私の話を聞け」、
どんなテンションで投稿したのかしら。メール? おはがき? FAX?

まあ、ともかく、ハッピーるんるんなリンカでしたが
うつ病になったり妊娠したり流産したり、たいへん辛い目に逢います。
でも大丈夫! わたしには素敵な夫がいるから!(キラキラ)

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うわっびっくりした。
介抱してもらったことをきっかけに、ブスとの交流が始まるが、

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サービスシーン。
急にブスがきたので(QBK)。

「寝取りテク」なんてタイトルにつけるからどんないやらしシーンが描かれるのかと思ったら
このあと夫が「こいつはお前と違ってかわいい!」みたいなことを言いまくるだけでした。
ブスのテクニック、知りたかったな〜〜。

あとの5つについても感想?書こうと思ったけど
思ったよりブスの顔圧(がんあつ)が強くて疲れちゃった。

ぶんか社の容赦ないブスの描写は心を豊かにしてくれます。してくれません。

僕はそんなレディコミ及びぶんか社がだいすきです。

『小さなお茶会』猫十字社(扶桑社/Benjanet)

インターネットのひとたちは犬や猫がすきだ。
彼/彼女らのしもべとして生活しているひとたちはたくさんいる。
そして、犬猫鳥そのほかペットに振り回される人間を描いたエッセイもたくさんある。

▽ぱっと思いついたのが伊藤潤二の『よんむー』
 (アフィじゃないから気になったらリンク先見てね)

伊藤潤二の猫日記 よん&むー (ワイドKC)

伊藤潤二の猫日記 よん&むー (ワイドKC)

 


あの伊藤潤二がこんな漫画を描くなんて、猫はかくも不思議な存在である。

と、長い前置きはここまで。
この記事で書きたいのはいつまでもラブラブな猫夫婦の生活を暖かく描くメルヘンコミック。
猫十字社による『小さなお茶会』(単行本は扶桑社、KindleはBenjanetより)。
Kindle Unlimitedに全巻あるのでぜひかわいいものがすきなひとたちに読んでもらいたい。
▽ 全4巻だけど、ボリュームがあるのでお腹いっぱいになるよ

小さなお茶会 1巻

小さなお茶会 1巻

 

ポエミーなことを書くのは恥ずかしいけどわたしにとってこの作品は
すき!というよりすごく大切で宝物みたいな漫画。
主人公は詩を書くお仕事をしている旦那さん・もっぷ、
それとおかし作りが得意なぷりん奥さんのふたり(二匹?)。

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この一コマでわかる、ふたりの仲の良さ!
おしゃれお部屋、ぷりん奥さんのこさえたかわいらしいクッション!
描き込みがとっても丁寧で、線のひとつひとつが繊細な刺繍みたい。

 

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みて〜この独特の言語センス! もっぷもそうだけど、作者がもう詩人。
夜露に濡れた蜘蛛の巣みたいに、キラキラ光る絵。

角度を変えて見てみると、違うキラキラが絶えず目の端に止まる。


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四コマっぽい形式をとっているけど、ひとつひとつのコマがお砂糖菓子みたい。
それこそ、ここに描いてある金平糖みたいな。

漫画、だけれども、わたしはこれを読んでいるとふかふかのクッションで
特別にあつらえた銀細工のアクセサリーを眺めながら
宝石箱をひっくりかえしてその中身をいちいち確かめているような気持ちになる。
上等な恋愛小説ともいえるし、勇敢な冒険小説にも思える、不思議な作品。

もしかしたらこのキャラクターに見覚えのあるひともいるんじゃないか。
たぶん、90年代生まれならポンキッキーズでこの曲を聴いているかも。


Ponkikkizu - After the fight [ポンキッキーズ/ケンカのあと] [HD]

 

漫画とあわせて聴くと、
何年も覚えたことのないような「きゅん」という
心臓がぎゅっと揺れるみたいな感じがある。

猫は自由だ、猫は猫にしかみえない世界に住んでいる。
わたしがまだ知らないだけで、きっと瓶詰めの乾杯糖に目をキラキラさせている仔猫がいっぱいいるのだろう。

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今夜夢のなかでぷりんともっぷのお茶会に招かれたらどんなに素敵だろうか。
しかし困ったことにわたしは紅茶が飲めないので
愛想笑いしながらクッキーをかじることしかできないに違いない。

小さなお茶会 2巻

小さなお茶会 2巻

 
小さなお茶会 3巻

小さなお茶会 3巻

 
小さなお茶会 4巻

小さなお茶会 4巻

 

 

 

20190110

Kindle Unlimitedに登録してはやくも2年と半分が経っており、
読んだものはきっと実際に紙の書籍にして、本棚に置くとするとかなりの量になっていると思う。


また、サービスには次々と新しい本が追加されてはいるものの
やはり自分の趣味嗜好に忠実に読み漁っているので、どれを読んだか覚えていないことが多い。

本棚として、感想を書きつつ、読書履歴を記録しておきたい場所。
引用の範囲で済むくらいに画像も掲載しつつ、
おもしろい書籍(というか、95割は漫画)があるということをメモしたい。

▽ いままでに読んだ冊数が出ればいいのにね

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まずは三日坊主にならないよう、
いまダウンロードしているレディコミを読み終えたら感想文を書きます。
ぶんか社のコミックスはタイトルが強い!!

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追い追い、過去に読んだ作品についても書きましょう。
とりあえずお気持ち表明は以上です。